地鎮祭とは?
― 家づくりの第一歩、土地の神様へご挨拶 ―
家づくりの始まりに行われる「地鎮祭(じちんさい)」は、その土地の神様に建築の許しを得て、工事の安全と家の繁栄を祈る儀式です。
古くから続く日本の伝統であり、「これからこの土地に家を建てさせていただきます」という感謝と決意を込めて行われます。
地鎮祭の目的
- 土地の神様への感謝とご挨拶
- 工事の無事と安全を祈願
- 土地を清め、良い気を呼び込む
これらの意味を込めて、施主・家族・工事関係者が一堂に会し、神主の導きのもと厳かに進められます。
地鎮祭の流れ
- 修祓(しゅばつ) – 参列者と土地をお祓い
- 降神(こうしん) – 神様をお迎えする
- 献饌(けんせん) – 米・酒・塩などをお供え
- 祝詞奏上(のりとそうじょう) – 神主が祈りの言葉を読み上げる
- 鍬入れの儀(くわいれのぎ) – 施主・施工者が鍬や鋤を入れる象徴的な儀式
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん) – 榊の枝を神前に捧げて拝礼
- 昇神(しょうしん) – 神様をお送りして儀式終了
費用の目安
- 神主への初穂料:2〜3万円程度
- お供え物・設営費などを含めて、全体で3〜5万円ほどが一般的です。
地鎮祭は「気持ちの区切り」
形式だけでなく、地鎮祭は家づくりのスタートラインに立つための大切な時間でもあります。
土地への感謝と、これから始まる暮らしへの期待を込めて、穏やかにその日を迎えましょう。

