住まいづくりに役立つ心理学

― 心地よさの“理由”をデザインする ―

家は、ただ「住む場所」ではなく、心を整える場所です。

朝、光が差し込むリビング。帰ってきたときにふっと安心できる玄関。そんな小さな“心の反応”こそ、住まいづくりの本質にあります。

実は、心地よさの裏には「心理学」が深く関わっています。今日は、Virestoが考える“心理を活かした家づくり”のポイントを少しご紹介します。

1. 光と心理の関係

人は自然光を浴びると、セロトニンという「幸せホルモン」が分泌されます。

明るい窓辺、朝日が入るキッチン――それだけで気持ちは前向きになります。

一方で、夜は照明を落とすことでリラックスできる「メラトニン」が働き、眠りの準備が整います。

**“光の設計”**は、暮らしのリズムを整える大切な心理デザインです。

2. 素材がもたらす安心感

木の温もり、畳の香り、漆喰のやわらかい表情。

人は自然素材に触れると、心拍が落ち着き、ストレスが軽減されると言われています。

Virestoの家づくりでは、「デザインの美しさ」だけでなく、触れた瞬間の感覚を大切にしています。

素材の選び方ひとつで、家の“優しさ”は変わるのです。

3. 色が左右する感情

色は、言葉よりも早く感情に働きかけます。

たとえば――

  • 青:集中・落ち着き
  • 緑:安心・癒し
  • 黄色:元気・社交的
  • 白:清潔・広がり

家全体を「どう感じてほしいか」を意識して、配色を決めることが、居心地の良さにつながります。

4. 動線と心の余裕

生活動線がスムーズな家は、ストレスを減らします。

「玄関→洗面→リビング」が自然につながると、帰宅後すぐに手洗いでき、家族が快適に過ごせます。

心理的に“ムダのない流れ”をつくることで、心にも余白が生まれるのです。

心をデザインするということ

心理学を意識した家づくりは、決して難しいものではありません。

「気持ちいい」「落ち着く」「また帰りたい」

その直感的な感覚の中に、すでに心理が息づいています。

Virestoは、そんな“感情をデザインする建築”**を目指しています。