時間とお金

― 本当に大切なのは、どちらだろう ―

家を建てる。

リフォームをする。

新しい空間をつくる。

このとき、誰もがまず考えるのが「お金」ですが、

実はそれと同じくらい、いや、時にはそれ以上に大切なのが「時間」です。

お金は取り戻せる。時間は戻らない。

たとえば、家づくりに少し時間をかけて、家族でたくさん話し合ったとします。

その分、工期が延びるかもしれません。

でも、その“話し合う時間”が、のちの10年、20年の暮らしを豊かにします。

一方で、焦って建てた家は、後から「もう少しこうすればよかった」と感じることも。

お金は後から働いて取り戻せますが、時間は二度と戻りません。

建築における「時間の価値」

建築の世界では、

「ゆっくりつくる」ことが「丁寧につくる」ことにつながります。

木材が乾く時間。

塗装が落ち着く時間。

人の手が加わる時間。

そこには、“職人の呼吸”のようなリズムがあります。

Virestoでは、そのリズムを大切にしながら、

**「早さ」よりも「確かさ」**を優先しています。

お金の使い方が、時間の使い方になる

安く、早く、便利に。

それは現代の常識ですが、

本当の“価値ある暮らし”は、時間の使い方の中にあります。

たとえば、

  • 掃除がしやすい間取り → 毎日の家事時間を短縮
  • 採光の良いリビング → 朝の目覚めが自然で快適
  • メンテナンスしやすい素材 → 将来の出費を減らす

「時間を生み出す設計」は、長い目で見ればお金の節約にもなります。

まとめ ― “ゆたかさ”とは

お金で買えるものは便利さ。

時間でつくれるのは、ゆたかさです。

ゆたかさとは、「心に余白があること」。

家族と話す時間、自分と向き合う時間、

そのすべてを包み込む場所が“住まい”であり、

Virestoが目指す“心地よい空間”です。

「デザイン」よりも、「心地よさ」を。

建築を通して、“時間とお金のバランス”を見つめ直す暮らしを提案します。